【保育士・子育てママ必見】1歳児の成長をサポート!絵とジェスチャーで広がるコミュニケーション

1歳児クラスの子どもたちは、言葉がまだ不十分でも、ジェスチャーや指差しを使って周囲とコミュニケーションを取ろうとします。この時期の子どもたちにとって、「伝えたい思いを受け止めてもらえること」は、心の成長にとって非常に重要です。この記事では、特に1歳児の保育や子育てで意識したい「伝える喜び」を育む方法について、具体的な、私の孫あおむしくんのエピソードを交えながら紹介します。

伝える喜びは三項関係・指差し・ジェスチャーを”聴く”ことから

1歳児の特徴として、「三項関係」が発達してくることが挙げられます。三項関係とは、自分・もの(こと)・相手の3つを認識し、指差しやアイコンタクト、ジェスチャーを通じて相手に思いを伝える行動のことです。


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あおむしくんのできること

1歳2ヶ月になった孫のあおむしくんは、靴をはいて庭を歩き回り
段差のある場所もトコトコ歩けるようになりました❣️

言葉は、

* ブーブー=車
* じーじ=おじいちゃん
* バーバ=ばあちゃん
* ちーちゃんorかーちゃん←これがイマイチ


ジェスチャーはバッチリ👌

車はブーブーと言い、時計は手話のように手を開いて回して安定の表現をします💕

最近ではこれを、ベビーサインとも言うようです。

ポイント
保育士や親が子どものジェスチャーや指差しを「聴き取る」姿勢を持つことで、子どもは「伝える楽しさ」を学びます。これが、言葉の発達や社会性の成長につながります。


三項関係もバッチリ👍

 *自分・もの(こと)・相手の3つを認識して相手に指さしやアイコンタクト、ジェスチャーなどで伝えることができると、三項関係は成立しています。指をさしてママの顔を見る行為は、生後9か月頃からみられます。

@あおむしくんの場合

まずは、ばあちゃんを見て

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『おーおー!』左右に手を振って掃除機のポーズ!

かあちゃんが掃除機をかけたと言いたいらしい

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指を指して、ここと👈示す次にばあちゃんの顔を見る

また、『おーおー』

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そこで代弁して「おかあちゃんが今日、お掃除したの?」と聴く

すると

うん!」とうなずきます。

✨指差し・三項関係でコミュニケーションを図る最強ツール❗️

こんな風に伝えたい思いを代弁することで

言葉が育ち思いが受け止められた喜びを感じて

また、この人に言おうと思うのです


乳幼児期はなるべく一対少数の保育が必要です。

指差し・アイコンタクト・ジェスチャーこそ!

しっかり聴き取るということですね❣️

1歳2ヶ月✨あおむしくんのお絵描き「絵を聴く」

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往復線が力強くなりました

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キャップが落ちて
見ています

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左手でも描いています。
この時期は、左右どちらも使います


『ばあちゃんのブーブー描いて』とリクエストしてみました

*しゃべる言葉数は少ないですが、理解している言葉はどんどん増えています。

だから「代弁して反応を楽しむ」ことは必須!

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すると左右に振りながら描き始めました。

とうちゃんのブーブーは?』と聞くと
また描き始めました。

これが 完成した絵❗️


見立てることのはじまりは
ここなのかな?と感じたお絵かきでした。

1歳児におすすめ画材ご紹介

1、持ちやすい

2、安心安全

3、描いたという達成感がある

4、すべりが良い

これらを参考にお選びください。

子どもの「わかっている」を信じる保育

1歳児の保育や子育てでは、「この子はわかっているに違いない」という思い込みがとても大切です。言葉がまだ少なくても、子どもたちは周囲の大人の言葉や表情、行動をしっかりと理解しています。

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パンを食べています。ばあちゃんにも食べさせてくれます。

絵本にパン🍞があるとパクパクと食べるまねをして

ばあちゃんにも食べるまねをさせようとします。

大好き車の話をすると👈あっちにあると見に行き三項関係で示します。

こういう行動ができるのが見立てることが可能かな?と予想しました。

絵を描くときにもあおむしくんの知ってる言葉で質問するとちゃーんと理解していました。


ポイント
子どもが発信する小さなサインを見逃さず、「この子は理解している」という前提で関わることで、子どもの表現力やコミュニケーション能力がさらに育ちます。

子育ても保育も「この子はわかっているに違いない」という思いこみがかなり必要です。

そして、言葉をかけて、表情、反応をみる。

絵を聴く保育は、絵だけを聴くわけではありません。

表現全てを「見る・聴く・感じる」ことでもあります。

1枚の絵の背景にこんなやりとりと、情報が詰まっています。

対話する力は、もうしっかりと育ち、コミュニケーションの図れる大人が大好きです。

親バカ、婆バカ大歓迎❣️子どもたちはそう言っているに違いないです✨



まとめ:保育士・親ができること

1歳児の「伝える喜び」を育むために、保育士や親ができることは以下の通りです。

1. 子どものサインを見逃さない

子どもが指差しやジェスチャーで伝えようとしていることを、しっかりと受け止めましょう。サインを見逃さずに代弁することで、子どもは「自分の思いが伝わった」と感じます。

2. 一対少数の関わりを意識する

乳幼児期は、一人ひとりの子どもにしっかりと向き合う保育が必要です。一対少数の関わりを大切にし、子どもの表現を丁寧に受け止めましょう。

3. 絵を通じた対話を楽しむ

子どもが描いた絵について話しかけたり、リクエストをすることで、子どもの表現力や想像力を引き出すことができます。


絵を聴く保育が生む未来

1歳児の描画活動やジェスチャー、指差しを「聴く」ことは、単なる保育活動ではありません。それは、子どもたちが未来に向けて育む「対話力」や「表現力」の基礎を築く大切な時間です。

子どもたちは、大人が自分の思いを受け止めてくれると感じることで、さらに伝えたいという意欲を持ちます。そして、その積み重ねが、豊かなコミュニケーション能力や社会性の発達につながるのです。

親バカや婆バカ、大歓迎!子どもたちはそう言っているに違いありません。子どもたちの小さなサインを見逃さず、丁寧に関わることで、彼らの可能性を大きく広げていきましょう。


この記事が、1歳児クラスの保育士さんや子育て中のママたちにとって、日々の関わりのヒントとなれば幸いです。

「改訂版 絵を聴く保育」が発売されました。年齢別のお絵描きや、ことばがけ表などをわかりやすく書いています。ぜひ試し読みされれください。

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