頭足人で語る3歳!お絵描きは知育になる

3歳に現れるレアキャラ「頭足人」は、ほんとうにかわいいです。

頭足人ってどんな絵なのか、3歳の絵の聴き方でなぜお絵描きが知育になるのかご存じですか?

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何を描いているのか、見ただけではわからない絵は、聴くこと(対話)によってコミュニケーションが図れます。

対話の時間が豊かになり、 大人も楽しく、子どもは聴いてくれる人を独り占めできる安心感から、どんどんイメージを膨らませます。幸せな時間になっていきます。

対話によって言葉も育ち、感性や表現力、認識力も育つので知育にも役立ちます。子どもの笑顔や快いという感性を引き出すことが、知育、育脳になるといわれています。

イメージ「想像」は脳の前頭葉を使う為、前頭葉の発達を促すことがお絵描きでできるということです。

前頭葉は想像力以外にも、思考力・感情のコントロール・意思決定・集中力・注意力・実行力・デュアルタスク・判断力・記憶・コミュニケーション等様々な働きをしている部分です。絵以外でも、手指や全身を使う活動でも同じことがるので「三つ子の魂百まで」のことわざ通り、3歳までのイメージを豊かに育てていきたいですね。

頭足人ってなに?

1 3歳に現れるレアキャラ頭足人の魅力

丸が閉じて、たくさんの丸で見立てるようになると、点や線を使って、目と口を描いて

誰が見ても人に見える頭足人が現れます。

ついに見る人に伝わる形で表現できるようになった瞬間です。

イメージを豊かにするのは言葉であり対話ですが、自分なりのパターンで動物や人を表す頭足人を使って、形の単語(頭足人)によって描く喜びを我がものにします。

顔の部分は全身のつもりで描いています。絵の中には明確な主題を持っています。

それが出来ない場合は聴いてやることがとても大切です。

おもしろい頭足人たち

2 顔になぜ手足が出てくるの?

足は自らの体をくぐった完成形として出てきます。

手は周りの世界に働きかける能動的な実感として出てきます。

手をつないでお散歩に行ったから出た「手の線」かめは足です

そこから

絵のお話に動詞が出ます。

🦀「川で カニを つかまえた

それは、つかまえたら

手を描く必要があるから

🏃走ったら

足を描く必要があるから

🍠おいも掘ったら

芋のつると手を

くっつけて描く

必要があるから描くのです

 3 絵を聴くコツはズバリ「主題を絞ること」

3歳のクラスで1対1でお話を聴くと頭足人があふれます。

画面いっぱい宇宙遊泳のように、上下関係なしに描きます

3歳児クラスの絵に、

私は、先生や友達が出てこない。家族の絵しか描かないと保育園が楽しめているのか?保育を見直していました。

また、描きっぱなし、聴きっぱなしではイメージは広がりません。

お絵描きをしようとしている3歳児クラスの子どもさんで

何を描こうか決まってない場合には、

「今日は何描くの?」と一言声をかけてあげましょう。

・一緒に体験した出来事

・お散歩に行ったこと

・友達と楽しそうにしていたこと

などを誘いかけるように、思い出せるように、 イメージが広がるように

少しお話をしてあげるのも良いと思います。

一枚目は3日目に描いていた絵、私がプール遊びの話をしながら聴くと3、4の絵とあっという間に変化

すぐに何を描こうかと、思い浮かばず描き始めた場合、

・意味のない線(見立ててない線や丸)

・シャラシャラ線(なぐりがき)

・塗りつぶし

で、迷ったような絵を描くことも起きてきます。

【失敗例】「ちゃんときいてよ」「みよってみよって」

ある保育園の3歳児クラスで、昨日大きなかぶの遊びをしたのでその絵をテーマに全員一斉にお絵描きをする場面に 立ち会ったことがあります。

丸に見立てて、おじいさんやおばあさんやかぶなどを

丸をたくさん描いていたのですが描いていた子どもさんが、

途中からそれを塗りつぶしてしまいました。

・まだ何を書こうかしっかりイメージできていない場合

・描画経験が足りない場合(絵を聴いてもらってない)

・お絵かきの回数が少ない場合は、描いている途中にイメージが迷子になってしまうことがあります。

そんな時の絵を聴くコツは

・「 何を描こうか」と、イメージを大人と共有して対話をする。

・迷ったときにまたそのイメージに戻してやる。

これが主題を絞るということです。

描いてている途中に描く手が止まった時は

もう描き切った場合と、イメージが途切れてしまった場合が考えられます。

1対1での描画活動ではない場合「ちゃんと聴いてよ」とイライラして塗りつぶしたのかもしれません。

普段の生活でも何かができた時、例えば

・高いところから両足跳びできた

・竹ぽっくりに乗れるようになった

・ハサミを上手に使えるようになった

・ブロックでカッコいい車が作れた

ほんの些細なことでも「みよってみよって」と、大人に注目して もらうことが

・認めてもらえることであり

・励みであり

・もっとやりたくなる活力となります。

「すごいねー」「かっこいいねー」としっかり見て受容し、共感することで

その些細なことが成功体験となり自己肯定感へとつながるのです。

3歳の頭足人の絵のお話をしっかり聞くということは

・主題を絞りイメージを共有し広げる

・楽しかったことを追体験してコミュニケーションが図れる

・相互理解が深まり、笑顔になり脳育になる

ということから、

知育にもなり自己肯定感を育むことにもつながるのです。

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