
虹色たんぽ筆を使った描画活動が子どもの可能性を広げる
「もっと子どもの創造性を引き出したい」「日々の保育に新しい風を取り入れたい」
そう願う保育士の皆さんへ。今回のブログでは、あなたのスキルアップに繋がる特別な情報をお届けします。それは、虹色たんぽ筆を使った描画活動です。
この講座で紹介されている内容は、まさに「ここでしか聞けない情報」が満載。虹色たんぽ筆の基本的な使い方だけでなく、子どもの発達段階に合わせた関わり方、創造性を最大限に引き出す環境設定、そして、活動の中で起こりがちな失敗を防ぐための具体的な工夫まで、幅広く学ぶことができます。
この記事を読めば、虹色たんぽ筆の魅力と可能性を深く理解し、明日からの保育にすぐに活かせるヒントが得られるはずです。さあ、一緒に子どもの豊かな感性と表現力を育む旅に出かけましょう!
虹色たんぽ筆とは? 五感を刺激する新しい描画体験

まず、「虹色たんぽ筆って何?」と思われた方もいるかもしれません。虹色たんぽ筆は、12色の色を、まるでスタンプのようにポンポンと押しながら描ける画材という以外にも、実はすごい魅力があります。
この講座では、虹色たんぽ筆の最大の魅力は、「絵の具でダイナミックに描く、触覚を楽しむこと」にあります。筆で「描く」だけでなく、たんぽで「押す」という動作が加わることで、子どもたちは新しい感触を発見し、絵の具の広がりや色の混ざり合いをダイレクトに感じることができます。
特に、「子どもたちが全身で絵を描く楽しさを体験すること」ができます。大きな紙に、腕全体を使ってダイナミックに表現する経験は、子どもたちの心と体を解放し、表現することへの喜びを育みます。
虹⾊たんぽ筆の特徴
リーズナブル・・・材料が100円ショップで揃うので、お⼿軽に作れる
後⽚付けが簡単・・・ケースにしまえば乾燥せずに継続して使える
描き⼼地が良い・・・垂れない‧なめらか‧ダイナミックに描ける
⾊彩効果美しいグラデーションで、⾊のセラピー効果も期待できる
たんぽ筆の可能性
さらに、虹色たんぽ筆は「線描画の可能性」も秘めています。点と点をつなげたり、リズミカルにスタンプしたりすることで、従来の筆では表現しきれなかったユニークな線や模様が生まれます。これは、子どもたちにとって驚きや新たな発見の連続となるでしょう。
そして、この活動は「大人にも実践が可能」である点も注目すべきポイントです。「お絵描きは小さい子のもの」という固定観念を覆し、幅広い年齢の子どもたちも大人も楽しめる、まさにユニバーサルな描画ツールなのです。

子どもの主体性を引き出す魔法「構造化」とは?
虹色たんぽ筆の活動をより豊かに、そしてスムーズに進めるために欠かせないのが「構造化」という考え方です。
構造化とは、「子どもが安心して自分で考えることができるようにするための環境設定」のこと。具体的には、活動の流れやルール、道具の置き場所などを、子どもが見て分かりやすいように視覚的に示す工夫を指します。
なぜ構造化が重要なのでしょうか? それは、子どもたちが「次に何をすればいいのか」「どこまでやっていいのか」を自分で理解できることで、安心して活動に集中し、主体的に考え、行動できるようになるからです。
「お引越しはなしよ」
この合言葉は、使った筆は、元の場所に戻すという約束です。
筆のテープの色と、絵の色を同じにすることで、片付ける場所が一目瞭然なのです。

混色をしないために1筆1色とし、「約束の重要性」をゲーム感覚で楽しみながら覚えれらます。特に、言葉での指示の理解が難しい満2歳から3歳の子どもにとって、視覚的な情報は非常に有効です。
例えば、トイレの使い方や手洗いの手順を「絵で示す」ことで、子どもたちは混乱することなく、スムーズに行動できるようになります。そのように、片付けもとってもわかりやすいのです。
この構造化は、特別な支援が必要な子どもだけでなく、「すべての子どもにとって理解を助けるユニバーサルなアプローチ」です。活動の前に少し準備をするだけで、子どもたちの混乱やトラブルを減らし、保育士自身の負担軽減にも繋がります。虹色たんぽ筆の活動においても、絵の具の種類や使い方、片付けの場所などを分かりやすく示すことで、子どもたちは安心して創造的な活動に没頭できるでしょう。
実践!虹色たんぽ筆の使い方と発達に合わせた関わり方のコツ
さあ、いよいよ虹色たんぽ筆を使った実践です。ここでは、講座で語られた具体的な使い方や、子どもの発達に合わせた関わり方のヒントをご紹介します。
1. 準備と導入:安心できる環境づくり
- 1歳児との関わり方 ・・・初めて絵の具に触れる1歳児クラスなどでは、まず「絵の具って楽しい!」と感じてもらうことが大切です。無理強いせず、保育士が楽しそうに使う姿を見せたり、指で少しだけ触ってみたりすることから始めましょう。
- 色の選び方・・・最初からたくさんの色を用意すると、子どもが混乱してしまうことがあります。特に低年齢の場合は、「子どもが好きな色を選べるように、色の種類を制限して」提供するのも一つの方法です。例えば、暖色系・寒色系など、テーマを決めて数色に絞ると、混色しても比較的きれいにまとまりやすくなります。
- 紙の選び方・・・ 虹色たんぽ筆の絵の具は、水分量が多すぎると紙が破れてしまうことも。「特定の紙に適している」場合があるため、画用紙など、ある程度の厚みがある紙を選ぶのがおすすめです。様々な紙を試して、表現の違いを楽しむのも面白いでしょう。
2. 活動中のポイント:子どもの「やりたい!」を大切に
- まずは「楽しむ」こと・・・小さな子どもたちにとっては、きれいに描くことよりも「色を塗る楽しさを体験すること」が何よりも重要です。自由にポンポンしたり、色を混ぜてみたりする中で、子どもたちは自分なりの表現を見つけていきます。
- 混色への対応 ・・・夢中になって色を混ぜているうちに、色が濁ってきてしまうこともあります。そんな時は、「筆(たんぽ)を変える」ことを提案してみましょう。「こっちの色を使ってみる?」「新しい筆もあるよ」と声をかけることで、子どもは新しい色でまた挑戦できます。ただし、「子どもたちが混色を理解できない場合、作品が汚くなることがある」という点も念頭に置き、無理に混色を教え込む必要はありません。
- 年長児へのアプローチ・・・物語を描いたり、テーマを持って表現したりできるようになる年長児には、「遊びの時間を設けて自由に試すこと」が大切です。様々な色や紙、他の画材との組み合わせなどを試す中で、表現の幅はさらに広がっていきます。
異年齢保育での挑戦と「失敗」から学ぶ大切なこと
虹色たんぽ筆は、異年齢の子どもたちが一緒に活動する場面でも活躍します。しかし、そこには特有の楽しさと難しさがあります。
「異年齢の子どもたちが一緒に創作することの難しさ」
年齢によって興味関心やできることが異なるため、時には「トラブルを引き起こすこと」もあります。例えば、小さい子が年長児の作品に色を重ねてしまったり、道具の取り合いになったりすることもあるでしょう。
しかし、こうした経験もまた、子どもたちの成長の糧となります。大切なのは、「子どもたちが自由に表現する中で、予想外の展開や失敗も楽しむこと」という視点を持つことです。
保育者は、つい「きれいに描かせたい」「失敗させたくない」と考えがちですが、
「失敗を通じて気づきを得る重要性」
「思い通りに描けない」経験や、「間違えた!」と感じる瞬間こそが、子どもたちが「間違いを受け入れる過程」を学び、次に繋げる力を育むチャンスなのです。
異年齢での活動では、「作品を作ることと遊ぶことのバランス」を意識することも大切です。全員が同じゴールを目指すのではなく、それぞれの発達段階に合わせて「子どもたちが楽しむことが最優先」と考え、時には保育士も一緒になって「失敗」や「偶然」を楽しむくらいの気持ちで関わることが、豊かな活動に繋がるのかもしれません。
まとめ:虹色たんぽ筆で、保育をもっと豊かに
今回のブログでは、虹色たんぽ筆講座の内容をもとに、保育士のスキルアップに繋がるヒントをお届けしました。
・構造化によって、子どもが安心して主体的に活動できる環境を作れること
・発達段階に合わせた準備や声かけで、子どもの「やりたい!」気持ちを引き出せること
・異年齢での活動や失敗体験も、子どもの成長にとって大切な学びの機会であること
これらのポイントは、虹色たんぽ筆の活動に限らず、日々の保育の様々な場面で応用できるはずです。
この記事でご紹介した内容は、講座のごく一部です。もし、さらに深く学びたい、実際に虹色たんぽ筆を体験してみたいと思われた方は、ぜひ講座の受講も検討してみてはいかがでしょうか。
虹色たんぽ筆というツールを通して、子どもたちの無限の可能性を引き出し、あなたの保育をさらに豊かに、そして楽しいものにしていきましょう!
